毎年寒い冬が終わって春になると、 綺麗な白い花を咲かせる近所の辛夷の木が好きだった。
春の夜にお月様の光が花の白さを、 それはそれはうっとりする白さを照らしてた。
少し時間が経つと花びらが少し茶色くなって、 それはそれで美しかった。
花が全部落ちて、夏は葉っぱがわさっと生い茂る姿も好きだった。
今年はそんな辛夷の木が切り倒されてしまって、 持ち主のお家も解体されてしまい、 馴染みの坂道からみる景色は一気に変わってしまった。
2017年は渋谷のヴィレヴァンで『もしもヴィレヴァンでおそわれたら』のイベントから始まり、cage outリリースと、macaroomの活動はとてもアクティブになり忙しい日々を過ごすことができました。ただ嬉しいこと反面、悲しいことも今年はぽつぽつとあり。今まで普遍のように感じていた色んなことが少しずつ変わっていくのを感じて少し怖くなったりしたけど、来年も変わらずに地道にやっていこうと思った12月。
今年は1年、現代音楽ずくし、ジョン・ ケージずくしな1年だった。
「ジョン・ケージをポップに」とアサヒのきまぐれな発言から始まったこの企画に川島先生も巻き込んで翻弄された年という感じ。
しかし、この企画から色々と学べたことは個人的にとても大きかった。
私がとても大切にしている根源的な部分というか、興味のあることが現代音楽にもかなり通ずる部分があって驚いたし、ジョン・ケージも大切にしているように思えて嬉しかったし、ジョンケージの姿勢に共感する部分がたいへんに多かった。インタビュー集は興奮しながら読んだ。
また派生して読みたい本や知りたいことも増えて、とても楽しい取り組みだった。
CAGE INではまるごとジョンケージを演奏するという貴重な機会にも恵まれたし。
来年はまたポップなmacaroomです。
南先生も東京へやってきたし、またどんどん面白いことやっていきたい。
3rdアルバムはどんどん進んでいるのでお楽しみに。お知らせもうすぐ。乞うご期待!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまが2018年も健康で快適な1年でありますように心からお祈りいたします。
エマル
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