2017年8月29日火曜日

ジョン・ケージ没後25年特別企画 『世界未来音楽会議』 現代音楽とポップスの向こうへ




久しぶりにmacaroom企画!

ジョン・ケージの没後25年を記念して、macaroom企画のイベントを開催します。
9月23日土曜日。場所は毎度おなじみの下北沢モナレコードです。
前回はスタ二スワフ・レムからインスピレーションを受けて「世界未来学会議」を開催し、林洋子先生にアドバイスをいただきながら未来展示というものも行いました。
今回はジョン・ケージで、現代音楽とポップをテーマにしたイベントということで「世界未来音楽会議」です。今回も展示を企んでいます。どんな展示かは乞うご期待。

なんと、cage outのアドバイザーを務めてくれた、現代音楽作曲家の川島素晴先生が出演してくださいます。
macaroomが今回取り組んだジョン・ケージの楽譜、ブランチズとソングブックスを川島先生+木洩れ日エレキバージョンで再現してくれます。もちろんmacaroomも演奏予定。
同じ楽譜を演奏だよ。どんな風になるのか、、これは、、どきどきなんですよ、、!
ライブハウスで本場の現代音楽家と対バンという。
そして今回の企画にピッタリな素晴らしい出演者、Jobanshiさんとermhoiさんも出演してくださいます。
Jobanshiさんの実験的で引き込まれるサイケな世界観は絶対にライブハウスで体感した方がいいし、ermhoiさんの心地良いトリップホップ的なトラックに伸びやかで気持ち良い歌声も絶対ライブで目撃してほしい。
そして大阪より木石南ことみーくんが、もちろんカンフーでmacaroomの演奏とコラボです。ボブもいる初のフル編成。

エクスペリメンタルとポップの狭間を是非体感しにきてください!
ポップとは、現代音楽とは、偶然性とは。
会場に来てみないと分からないものを感じて、考えて、イメージし、耳を澄まし、新たな世界の扉を開いたりして、スモールライトでライブハウスを拡張し、うねりうねってねずみになり、きのこになり、さいぼうになり、一本の棒になり、宇宙、かたまり、光、時間、永遠性、サイケ、禅…はっと我に返るような笑 
そんな内部への旅にいざなうような、わくわくなイベントにしたいです。

是非みなさまふるってご参加ください!

ジョン・ケージ没後25年特別企画 『世界未来音楽会議』 現代音楽とポップスの向こうへ

【出演】 macaroom(+木石南) / 川島素晴(+木洩れ日エレキ) / Jobanshi / ermhoi
【時間】 open 18:00(予定)
【料金】 前売¥2400 / 当日¥2900(+1D 600円)
【場所】下北沢mona records

予約はこちらより




エマル


2017年8月26日土曜日

「cage out」をリリースしました。

ブログでのお知らせ遅くなりました。
macaroomの新アルバム「cage out」を配信リリースしました!

ジョン・ケージの楽譜をポップに再現することをコンセプトに取組みました。
8月12日、ジョン・ケージの命日にリリースしたよ。


ダウンロードはこちらより。

<各ダウンロードサイト>
 iTunes / mora / amazon / bandcamp (OTOTOYでも後日配信予定)

※解説PDFのダウンロードはこちら

またありがたいことに反響があり、CDR盤での購入希望の声を多数いただきまして、イベントのみで販売予定でしたが、mona Recordsでも委託販売開始しました。
少部数になるのでこちらはお早目にどうぞ。手作りです。解説付き。購入はこちらより

今回、現代音楽の作曲家、川島素晴先生にアドバイスをいただきつつ制作を進め、演奏にはカンフーの使い手である木石南、エンジニアのボブ秋山大知も参加しています。
またジャケ写はいつもmacaroomを撮影してくれている木石南が担当、録音はボブ秋山大知です。
制作過程を記録したドキュメンタリーを公開しているので、見られてない方は是非。





ドキュメンタリーの翻訳はオーストラリア在住のレレスカにお願いしました。
3月から取組み、たくさんの方の協力を得てやっと本当の意味でケージアウトされました。
とりあえず無事発表することができ、一安心!

そしてリリース日、ジョンケージの命日にジョンケージの夢をみました。
私は私の田舎の新下関駅付近の横断歩道で信号待ちをしており、そこへ青いよれよれの長袖シャツを着たケージさんが現れ、一緒に横断歩道を渡った。
amazonのレビューで「cage out」はいまひとつ的なことを書かれて気にしていたところ、ケージさんは私に話かけて、あまり聞き取れなかったけど、ひとこと「あまり気にするようなことではない」と助言してくれた。
(夢だからか英語は分からないのだけどなんとなく通じるといった感じで言葉を受け取った印象。)
そして音楽を聴きにいこうと言われ、手を繋いだら体が宙に浮いて空を飛んだ。
ずっと向こうまで飛んで行って、星がとても速いスピードで動くさまをみた。
その景色が驚くほど美しくて嗚咽して泣き、目が覚めました。
目が覚めると大雨で雨の音がざあざあしてた。
しばらく何が起きたのか分からなくて、頭を整理しつつ雨音に耳を澄ましてた。
その夢はとても印象的で、ケージだけに啓示的な夢だったな。

ジョンケージのインタビュー動画見て、とても魅力的な人だな、会ってみたいなと思っていたので叶ったのかなとちょっと興奮しました。

そしてジョンケージはきのこが好きで、私はきのこ類が苦手で食べるのを避けてきたのですが、ジョンケージきっかけで最近毎日食べるようにしてみている。
インタビュー動画でジョンケージのきのこへの思いというか考え、音楽ときのこの関連性みたいなことを聞き、私が思うところのさいぼうと同じ感覚なのかなと思い。

なんというか、振り返ると私にとって学ぶことの多い企画だったなと思った。
この企画に取り組めたことにとても感謝しています。

是非、macaroomのケージアウトを聴いてみてください!

また9月23日開催のイベントも計画中。こちらも後日詳細をお知らせします。

エマル

2017年8月6日日曜日

「cage out」のドキュメンタリーを公開しました。


8月12日にリリースされる「cage out」のドキュメンタリー映像を公開しました!
今回macaroomはジョン・ケージの楽譜をポップに再現する試みに取り組みました。
その制作過程を追ったドキュメントです。
アドバイザーの川島素晴先生、メンバーのアサヒ、ボブ、南先生のインタビューなども。




3月頃から「だいひみつプロジェクト」としてずっと水面下で活動を続けて、ようやく公開することができました。
国立音大へ行って先生と話したり、植物採集へ長野へ行ったり。
今回結構大規模なプロジェクトだったので、告知までなんだかそわそわ落ち着かいない日々、頭は混乱し憂鬱でたましいが身体から抜けかかった状態のような感じでしたがやっとお知らせできて少しだけ安心。
ドキュメンタリーを見て、音源を聴いてもらえると楽しいと思います。
あと、HPの特設サイトにもどんな取り組みを行ったのか、概要があるので覗いてみてね。
特設サイトを見に行く


このように私がなぜ大根を担いでいたのかわかります。

今回のプロジェクトでほんの一部だけど現代音楽というもの、ジョンケージの音楽に対する考え方や向き合い方に触れることができて本当に良かった。
たくさんの音に耳を澄まして山を散策するのはとっても楽しかったし、ジョンケージが実践していることは、私がいろいろと興味をもっていたこととか感じてきたこととかに繋がる部分があったり、気付きの部分も多々あった。
そしていろいろと知っていくと、ジョンケージってとってもユニークでチャーミングな人だったんだなあと。会ってみたかったな!
ケージが好きなきのこ(mushuroom)とmacaroom、偶然にも少し似ているし。

「cage out」のリリースまで、どうぞ、どうぞお楽しみに。

エマル